【古典】自分の時間を死守せよ『人生の短さについて 他2篇』セネカ

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こんにちは、masaです。

好きな本のジャンルは古典的名著です。

今回紹介する本は、

  • 「自分の人生今の生き方で大丈夫だろうか、、、」と思っている
  • 進路に悩んでいる
  • 夢や目標がある

という人におすすめの内容になっています。

「人生の短さについて」というお堅めのタイトルにはなっていますが、

内容はとても読みやすいので安心してください。

それでは、著者のセネカについてと

本から得た学びを3つ紹介していきます!

目次

セネカについて

ルキウス・アンナエウス・セネカ ー Wikipedia

セネカ(紀元前1年頃〜65年)はローマ帝国の政治家であり、ストア派の哲学者です。

ストア哲学とは、「衝動的な欲求をおさえ、理性に従って生きるための哲学」のことです。

禁欲主義とも呼ばれており、「ストア」は英語「ストイック(stoic)」の語源になっています。

セネカは政治家としてさまざまな皇帝に仕えていたのですが、

中でも第5代ローマ皇帝ネロ(悪名高い皇帝として有名)に仕えていたことは有名です。

ネロの暴君ぶりについていけなくなったセネカは、

ローマから離れて暮らすことを望むものの、それは許されることはなかったようです。

最終的にはネロへの謀反の罪を着せられて、自殺を命じられてしまいました。

政治家という大変な仕事につきながら、

最後には支えてきた皇帝によって殺されてしまう

という悲惨な結末を迎えてしまったのです。

それにもかかわらず、セネカは怯えることなく死の道を選んだといわれています。

セネカには哲学者としての「不動心(感情に負けない心)」が備わっていたのです。

人生の短さについて』はそんなセネカが、

穀物管理の仕事をする「パウリヌス」という友人に向けて書いた手紙です。

仕事に追われるパウリヌスに対して、

もっと自分の時間を大切にしたほうがいいよ

と説いています。

それでは、『人生の短さについて』から得た学びを紹介していきます!

学び1:人生を短くしているのは、われわれ自身

つまり、そういうことなのだよ。われわれは、短い人生を授かったのではない。われわれが、人生を短くしているのだ。われわれは、人生に不足などしていない。われわれが、人生を浪費しているのだ。

引用:人生の短さについて

自分の人生について真剣に考え、行動したことがはたしてどれくらいあるでしょうか。

仕事に追われたり、スマホを見ながらだらだら過ごしてしまったり、欲に溺れてしまったり。。。

それが本当に自分のやりたい人生なのだろうかと、考えさせられます。

特に現代はありとあらゆる情報にあふれていて、つい目を惹かれてしまい思考を奪われてしまいます。

しっかり自分の人生を考える時間を確保すべきですね。

学び2:人生を長くする時間の使い方

未来に頼らず、現在を逃さず、過去と向き合う

引用:人生の短さについて

未来のことを考えると不安になりますが、

先のことは何が起こるかわからないのであまり考えすぎても仕方がありません

また、現在のやるべきことから目を背けてしまいたくなるときもありますが、

それでもしっかりと取り組んでいきたいですね。

そして、過去と向き合うことは現在の自分を肯定することになります

人生を有意義に過ごすために、

この3つのことを意識しながら生きていきたいですね。

学び3:真の閑暇とは

すべての人間の中で、閑暇な人といえるのは、英知を手にするために時間を使う人だけだ。そのような人だけが、生きているといえる。というのも、そのような人は、自分の人生を上手に管理できるだけでなく、自分の時代に、すべての時代を付け加えることができるからだ。彼が生まれる以前に過ぎ去っていったあらゆる年月が、彼の年月に付け加えられるのである。

引用:人生の短さについて

「閑暇」を辞書で引くと、「やることがないこと。ひま。」と出てきますが、

セネカの言う「閑暇」は少し意味が違います。

真の閑暇は、「過去の哲人に学び、英知を求める生活の中にある」と言っています。

僕たちは、過去に苦労してくれた人たちのおかげで良い人生を送ることができます。

ソクラテス、アリストテレス、エピクテトスといった哲人たちの生き様を参考にすることができます。

東洋でいえば、孔子、老子、西郷隆盛、二宮尊徳といった人たちから知恵を借りることができます。

人生100年時代と言われていますが、

実は僕たちは何千年という膨大な時間の中に生きているということを教えてくれます。

自然は、われわれに、すべての時代と交流することを許してくれる。ならば、われわれは、この短く儚い時間のうつろいから離れよう。そして、全霊をかたむけて、過去という時間に向き合うのだ。過去は無限で永遠であり、われわれよりも優れた人たちと過ごすことのできる時間なのだから。

引用:人生の短さについて

まとめ:『人生の短さについて』ぜひ読んでみてください!

実は本書は僕が初めて読んだ古典で、大好きな一冊です。

読み終わった後は、自分の時間の使い方を見直すきっかけになりました。

『人生の短さについて』では、他にも多くの学びがあります。

  • 賢者の生き方とは
  • 時間に向き合えない人の人生
  • 時間の浪費について

ぜひ読んでみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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