こんにちは、masaです。
毎日の読書が趣味です。
今回紹介する本は、
- 今よりもっと自由に生きたいと思っている
- 「生きるのってシンドイ。。。」と思っている
- 他人からの評価が気になってしまう
という人におすすめの内容になっています。
前回に引き続き、「人生」についての本となっています。
まずはエピクテトスについて紹介してから、
本書から得た学びを紹介していきます!

エピクテトスについて

エピクテトスは古代ローマのストア派の哲学者であり、その生涯の多くを奴隷として過ごしました。
ストア哲学とは、「衝動的な欲求をおさえ、理性に従って生きるための哲学」のことです。
禁欲主義とも呼ばれており、「ストア」は英語「ストイック(stoic)」の語源になっています。
古代ローマの奴隷というのは労働階級のことで、農業での肉体労働や家庭での奉仕以外にも、
教師・医師といった知的労働も奴隷が担っており、重要な働き手としてローマを支えていました。
エピクテトスは自身が練り上げた思想をもとに『教師』として生きていました。
エピクテトスという名前は日本ではあまり馴染みがありませんが、
その思想はマルクス・アウレリウス、ニーチェ、パスカル、夏目漱石といった著名な人々に影響を与えました。
学び1:自分の力でコントロールできないものは、軽く見る

自由に至る唯一の道は「我々次第でないもの」を軽く見ることである
引用:奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業
「軽く見る」というのは、「大切なこととして考えない」ということです。
例えば、他人からの評判や、地位というのは、自分で決めることができません。
人に好かれようといくら頑張っても、好きになってくれるかどうかは相手次第ですよね。
死や病気についても同じです。
死はいつやってくるかわかりませんし、どんなに気を付けていても病気にかかるときはかかります。
このような完全に自分の力ではどうにもならないことを考えても不安は募るばかりなので、
幸福な人生を送っているとは言えないですよね。
本当の自由を得るためには「自分の力ではどうにもならないことは軽く見よ」とエピクテトスは言っています。

僕はつい世間体を気にしてしまいます。
学び2:馬鹿だと思われてもいい


無知だとか愚かだとか思われても、あえてそれに甘んじていなさい
引用:奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業
馬鹿だと思われたくない、頭がいいやつと思われたい。
しかしそれは、心の外側のことに夢中になってしまっている状態です。
「人から賢いと思われる」というのは、自分の力ではどうすることもできません。
情報をひたすら蓄えるのではなく、入ってきた情報をよく吟味した上で判断を下す。
これが心の成長につながります。
学び3:私たちは『人生』という舞台の俳優


記憶しておくがよい。君は演劇の俳優である
引用:奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業
エピクテトスは人生を一つの舞台であると考えています。
学校に行けば学生として振る舞い、
家に帰ればその親の子として過ごし、
会社に行けば社会人として仕事をこなします。
僕たちは無意識のうちに”舞台の役者”になっていると言えます。
仮に自分が脇役であっても、与えられた役を立派に演じ切ることが大切です。
エピクテトスは、どの役柄を演じるのかよりも、与えられた役柄をどのように演じるのかが大切であると説いています。
主役になれなくとも、十分に活躍することができるのです。
まとめ:『奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業』ぜひ読んでみてください!
僕自身この本は何度も読み返していてお気に入りの一冊です。
本の構成は、『マンガ→エピクテトスの言葉→解説』の順になっていて、とても読みやすいです。
目次を見て気になったところだけを読むのでもOKです。
ぜひ読んでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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